2014年5月23日金曜日

研修会

3日間に渡り新住協総会研修会があった。

全国から建築の様々な分野のプロが情報交換を行う。参加者は300人ほど。
日本最大の断熱研究会である。

その報告。
鎌田先生の基調講演の一部です。


付加断熱における窓の納まりによる熱貫流ψの違い。
付加断熱により壁の断熱厚が200~300mmと大きくなっており、壁の中でのサッシの取り付け位置に自由度が高く、納まり方で窓回りの熱損失が変化する。その検証と結果。


 

モデルA(標準納まり)に比べて、モデルC(厚壁対応サッシの内付け納まり)の方が熱貫流が小さくなる。モデルC(半外サッシの内付け納まり)はさらに小さい。

この結果からサッシを内付けにすることは熱貫流率が小さくなり、灯油消費量削減に有効な方法であると考えられる。
だが内に入れすぎると日射取得が少なくなることも考えると、サッシの中心線が付加断熱部に来るよう納めることが総合的に良いのではないかと。

地域、気候風土にあった最適な開口部構法の設計に活かすことができる貴重な内容であった。

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